山形県大蔵村:肘折温泉「ひじおりの灯」(後編)
およそ2ヶ月近くぶりの更新となりました。しばらく台風第19号の災害対応にかかりきりだったのですが、少しだけ一段落したところですので、合間を見て記事を投稿することができました。まだまだ復旧に至っていない地区も残っており、今後も引き続き微力ながら対応、支援をしていきたいと思います。
今は台風第19号による災害の犠牲となった方々へ哀悼の意を表するとともに、一刻も早い復旧、復興を祈るばかりです。
(2019/09/14撮影)
前の記事から間が空きましたが、「ひじおりの灯」の後編を投稿します。写真を撮ってから約3ヶ月近くが経過し、忘却の彼方となった部分もありますが思い出しながら記事を書いています。また灯篭について私の勝手な解釈で記事を書いてますので、間違ってるところもあるかもしれませんがご容赦いただけたらと思います。
前編はこちらになります。
丸屋旅館さんは入口がとてもきれいに花や木で飾られています。灯籠の方も渋めの色使いで星空を表現しており日本、といった雰囲気です。
カネヤマ商店さんには2つの灯籠が飾られています。手前側の灯籠が新作になります。原色というわけでなく、彩度が抑えられた複雑な感じ色合いで、こけしを抱いている人が印象的に描かれ、とても暖かみを感じます。
三浦屋さんの灯籠は、山の草木がピンクで描かれ、かわいらしい感じでありながら、それでも不思議と違和感なく夜の肘折温泉の風景に溶けこんでいます。
大友屋さんの灯篭は肘折の春を現しているのでしょうか。全体的に春の生き生きとした草木の様子が描かれています。灯篭の横にある旗に書かれている、「Beautiful Villages」を表しているかのようです。
亀屋さんのところの灯籠はシンプルな感じ、と思いきや近くでよく見ると細かな書き込みがされていて驚きました。
大黒屋さんの所は灯籠の面ごとに色々な表情の顔が。肘折の雪と寒さを表しつつもユーモラスな表情と雰囲気です。
賀登屋さんの灯籠は肘折の風景(地蔵倉ですかね)をビビッドな色使いの表現でインパクトあります。この日は夜市をしていて人通りが多かったのですが、そんな中でも目立っていました。
松井旅館さんの灯籠は肘折温泉の昔の街並みを表しているのでしょうか。昭和の時代のレトロな雰囲気を表現してます。肘折温泉の街並みにとてもよく合います。
さばね屋商店さんは店を閉めていましたが灯籠は店の中で点灯してました。美しい花とうさぎさんとオオカミ?!さん。オオカミさんは割とリアルっぽい描き方なんですがなんか愛嬌がありかわいらしい感じ。
伝蔵さんの灯籠は空飛ぶ油揚げが!モノトーンなのにインパクトありました。
肘折郵便局旧庁舎はプロジェクションマッピングを行ってました。レトロな建物にプロジェクションマッピング。斬新です。(プロジェクションマッピングの写真は失敗してしまいました…)
今回の宿でお世話になったゑびす屋さん。ここの灯籠は時間で色が変わります。
ここで取り上げなかった灯篭もありますが、嫌いというわけでは無く、前の記事で紹介したものだったりとか、単に写真が失敗したりということですので、誤解ないようお願いするところです。
(ここから2019/09/15撮影)
「ひじおりの灯」を楽しんだ翌日、肘折温泉街の朝。肘折温泉は朝市が有名なのですが寝坊したので、とっくに終わってしまっていました。
肘折温泉に来たからには羽賀だんご店さんの納豆もちを食べにいかなければということで。店の前の銅山川と青空といった風景がすばらしいです。
写真を撮った頃はまだ緑に包まれている肘折砂防堰堤(砂防ダム)。羽賀だんご店さんに行くときは必ずこの風景を見てから行きます。ダムというより、風景になじんでいるので滝といった感じです。
そんな風景を見ながらの納豆もち。いくらでも食べられそうと思ってしまいます。
納豆もちだけでなく、寿屋さんのそばも食べにいきます。やはり両方とも食べたい気持ちは抑えられないのです。
銅山川と苦水川の合流点に寿屋さんはあります。こちらの風景も素晴らしい。
ここはシンプルに盛りそばと「ざぶとん」をいただきました。「ざぶとん」は普通の油揚げなんですがこれがなぜか美味いのです。なにが他の油揚げと違うのかわからないのですが美味いことだけはわかるのです。
というわけで、「ひじおりの灯」も楽しんだし、食事も楽しんだし、大満足の小旅行でした。
おまけ。大蔵村の美しい風景を。
四ヶ村の棚田。この頃はまだ少し青みが残る状態の稲でした。
湯の台のそば畑。花は少し散り始めていましたが、それでも一面に咲くそばの花は美しく見応えがありました。
今回の宿でお世話になったゑびす屋さんはこちらです。