岩手県一関市・奥州市:厳美渓から胆沢ダムへ
年末も押し迫ってきましたが、当ブログは相変わらずのんびり更新しております。今年は紅葉を撮りまくっていました。季節外れなんですけどちょっと前はこんな風景だったはず、と思い返しております。何にせよ時間がたつのは早いですね。
(2020/10/31撮影)
岩手県一関市から奥州市へと紅葉を眺めながらドライブしました。
まずは厳美渓から。紅葉はまだ半分ぐらい、と言った感じでした。それでも快晴なこともあり、とてもいい風景でした。磐井川の水が青く透明度が高いのがポイントです。
次は国道342号を栗駒山側へ向かっていくと、矢櫃ダムがあるので立ち寄って見ます。快晴の下、ダムに貯まる磐井川の水も一層青く見えます。酸性の水だと青く見えるのだそうです。ダムと言っていますが、正確には砂防堰堤であり、若井原砂防堰堤という名前のようです。定着している呼び方とぜんぜん違うのは何故なのでしょう。不思議ですね。ダムから落ちる水の飛沫が若干飛んできますので、風が強いときに矢櫃ダムを見るときはぬれないようお気をつけ下さい。
矢櫃ダムよりさらに山の方へ向かうと、祭畤大橋の災害遺構があります。平成20年に発生した岩手・宮城内陸地震の時に破壊された祭畤大橋が残されています。紅葉と青い川の水が美しい風景ですが、ひっそりと破壊された祭畤大橋がその時の地震の激しさを物語る恐ろしい風景でもあります。歩道を進むと、祭畤大橋の近くまで行くことができます。よく見ると地震によって破壊され、凹凸が生じた旧国道があります。
祭畤大橋はこのように新しくコンクリート橋が架け替えられました。紅葉をバックに橋が映えます。
さて、国道342号から分岐して栗駒焼石ほっとラインと呼ばれる奥州市へ抜ける道路で胆沢ダムに向かいます。この道路は道中の紅葉がとても美しく、走っていて楽しい路線です。とはいいながらも安全運転で進んでいきます。
つぶ沼キャンプ場に到着です。紅葉を楽しみながらのキャンプをしている人もいました。こんなご時世ですので多人数でキャンプしている人たちは見受けられませんでした。ソロの方々が多かったのでしょう。
訪れた順番が前後してしまいますが、ダム湖(奥州湖)と猿岩も見ていきます。カヌーしてる人もいました。写真に小さく写ってます。
ということで、無事に胆沢ダム到着。胆沢ダム展望台から周辺を眺めます。辺り一面紅葉真っ盛りといったところですが、焼石岳の頂上付近には少し雪が乗ってます。もう冬がそこまで来ている雰囲気を感じさせます。
紅葉の中の胆沢ダムと馬留大橋。こういう紅葉の中に構造物がある風景というのがとても好きです。自然の複雑な形、色合いに対してシンプルな形状、色合いの土木構造物がお互いに引き立てあって風景をつくっているのがとても良く見えるのです。
ということで岩手県の一関市、奥州市を通して紅葉を楽しみました。楽しみすぎてお昼ご飯を食べ損ねてしまったほどです。もう少し余裕ある行程にすればなおよかったのですが、満足しております。
厳美渓はこちらです。
矢櫃ダムはこちらです。
祭畤災害遺構はこちらです。
つぶ沼キャンプ場はこちらです。
胆沢ダム(展望台)はこちらになります。登りの道路は幅が狭く急カーブにより見通しが悪いのでお気をつけ下さい。